秋の空は本当に高いか

「天高く馬肥ゆる秋」という言葉があります。これは、秋になると空が澄んで高く晴れ渡っていることから、まるでいつもより高くなったかのように感じられるところからきたものです。
しかし、日本の空が最も澄むのは秋ではなく、冬であるという気象庁のデータがあります。気象台の観測データ(大気混濁度)によれば、日本の空が最も澄むのは12月~1月なのです。
反対に、日本の空が最も濁るのは北日本では5月、関東・関西では7月、九州では6月、沖縄では4月です。
9月、10月、11月と、秋が深まるにつれて大気混濁度は低くなりますが、もっとも「天高く」なるのは冬12月になってからのことです。濁った空が澄んだ空へと向かう途中であるために、そのように感じてしまうのかもしれませんね。

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